最近の中国行きは、名古屋発青島経由北京行きの中国東方が多かったのですが、大阪⇔天津を中国のLCC春秋航空公司が就航したと聞いて、さっそく乗ってみました。
中国語のサイトも含めてネットで色々検索しましたが、999円という激安のチケットを見つけたので、春秋航空のサイトを利用しました。毎月9日から開催のサンキューセールで、恒例になっているようです。
- 大阪発17:20→天津着19:30
- 天津発20:30→大阪着23:45
空港使用税と燃料チャージ代込みで往復約2万円でした。
春秋航空チェックインは手荷物検査の重要制限にドキドキ
LCCでのトラブルを見聞きする事があったので、余裕をもって3時間前には関西国際空港に到着し、まずはカウンターを確認です。
第一ターミナルビルの4F、出国ロビーでチェックインカウンターを探すと、時間は早いのに人だかりができています。
早めに来て並ばないといけないかなぁと思いつつ、ギリギリになって中国人の友人から頼まれたコンソメを買う為にコンビニに向かいます。
次は、スーツケースの重量を確認する為に、量りがある所を探します。いつも前の晩に自宅で何度も何度もスーツケースを抱えて体重計に乗るのですが、チェックインまでには1、2キロ増えてしまいます。
チェックインカウンターの前でスーツケースを開けている人になってしまった事も何度かありますが、あの人だかりを見た後なので、今回は絶対にそれは避けたいと思いました。
インフォーメーションで聞かなければきっとわからなかったと思いますが、2階の北側の案内センターの前にポツンとあります。ぜひ利用して下さいね。恐る恐る量りに載せると、13キロちょっとで、ホッと一息です。
カウンターに戻ると、チェックインが始まっていました。
チェックインの様子を観察していると、手荷物も中からパソコンやiPadだけ出して、すべて量られています。受託手荷物と機内持ち込みを合わせて15キロまでで、超過料金は大阪・天津線は1キロ2,200円もします。
HPにはパソコン(アダプター、バック)は無料とありましたが、私のパソコンバックは大きく、機内で読もうと思っていた中国語の教科書や、貴重品等も入っています。
他の人の機内持ち込みの手荷物と同じように、パソコンだけ出して量られたらオーバーしてしまうかもしれません。心配症の私はまたまた不安になりました。
それで、ジャケットのポケットに貴重品や身の回りの物を詰め込み、本と携帯を手で持って、チェックインする事にしました。
あれこれしてる間に順番がきて、スーツケースを載せて、パスポートとチケット購入の際に利用したクレジットカードを渡します。
すかさずパソコンバックを開けて『これはパソコン以外何も入っていませんが量りますか?』と聞くと、『結構です。本だけ載せてください。』との事、最終的な重量は14キロでした。
チェックインを済ませてセキュリティチェック、出国手続きを済ませてからお土産のお買い物です。免税品にはあまり興味がない私ですが、重量を気にしないで済むのでお土産は免税エリアで買う様にしています。
日本の焼き菓子やチョコレートは中国の友人達に評判なので、今回もお土産はチョコレートです。ウイングシャトルに乗った後の北5番ゲート近くのスカイポット、ANA FESTAにロイズのチョコがありましたよ。
そしていよいよ搭乗です。私が認識できた日本人はチェックインの際に見かけた女性の二人組だけで、ほとんどが中国人だったせいか、機内に入って席に着くまで、かなり騒々しかったですね。
機内販売が凄いです
リクライニングボタンらしき物を押してみますが、席はほとんど倒れません。私は小柄なので不便は感じませんが、それでも席は狭い感じがします。
座席前のポケットにはメニューがあります。食事はビーフカレー40元とルーロー飯40元。最近のレートだと日本円で800円くらいでしょうか。
飲み物は5元~10元なので日本円から行く時にはさほど高く感じませんが、青島ビール10元200円は私には手が出ませんね。
離陸後少しすると、客室乗務員が酸素マスクや救命胴衣についての説明です。とても丁寧なので春空航空頑張ってると思ったのですが、もっと頑張りが見られたのがその後の機内販売です。
飲料やおつまみ等のワゴンの後、春秋航空の飛行機のプラモデルや、客室乗務員お姉さんがしている黄色と緑色のスカーフ、そして赤い大判のショールが紹介され、赤いお札(100元札)が飛びかい、おじさん達が結構買っているのです。
以前に中国の列車で歯ブラシや懐中電灯の車内販売があった事が思い出されます。
そうこうしているうちに、気分が悪くなってきました。有料でも仕方がないと思って、前方の客室乗務員の所へ行き、水が欲しい旨伝えると、なんと、紙コップに水を注いで持ってきてくれました。期待していなかっただけに感動です。
天津から大阪への便
天津空港は海外なので更に慎重にと思い、やはり3時間前に到着するもチェックインカウンターが確認できません。最初にゲートがあって、時間になるまで入れないとの事です。時間をつぶせるような所が何もない空港で、ボーッと時間を過ごします。
チェックインの荷物検査が厳しい春秋航空のはずなのですが、前に並んでいる人のチェックインの様子を観察している限りでは、どうやら機内持ち込みの手荷物は量っていない様に見えます。大きなリュックを背負っている人も、そのままスルーしています。
比較的早くチェックインできたのですが、免税店も暗くて楽しく時間をつぶせるようなところはありません。
2番ゲート前で座って時間を過ごします。飲料水と、そして中国では見かける事のなかった自動販売機があるので驚きです。きっとここなら安全なのでしょうね。
到着が遅れたようで出発も少し遅れて、やっと搭乗です。
春秋航空に乗った感想
今回のチケットは往復2万円なので、荷物制限の厳しさや、座席の狭さ、機内食等に関しては我慢できる範囲内だと感じました。
ただ、大阪⇔天津線は荷物1キロに対し2,200円と超過料金の高さは半端ではないので、15キロを超える場合は事前にインターネットで支払っておくほうが良いと思います。
天津→大阪は関空到着が深夜になります。深夜バスを利用して梅田のネットカフェで2時間ほど時間をつぶしましたが、翌朝の便で各地へ飛ぶ人や、始発のバスや列車を利用する人など、空港で夜を過ごす人も多い様でした。
女性もかなり見かけたので、次の機会にはそれでもいいかもしれないと思いました。