金沢の観光名所といえば、兼六園・21世紀美術館・近江町市場などが人気ですよね。
しかし、それらのすぐ近くにある金沢城公園も、訪れてみると見どころのある観光名所でした。
金沢城公園は芝生の広がる広い公園
金沢城のある金沢城公園へ訪れると、まず目に入ってくるのは広い芝生です。
広々とした敷地で、天気の良い日は遠くの山まで見ることができ、気持ちの良い場所でした。
地図で確認してみると、金沢城と金沢城公園は、兼六園よりも更に広い敷地を持っています。
歩いて回るのは結構大変そうですが、見て回る範囲は決まっているので、お散歩気分で歩いてみてください。
石堀の向こうに見える金沢城の一部が美しい。
公園を通り抜けると金沢城の一部が見えてきました。
石堀の向こうに見える金沢城は趣がありますが、春になると桜が咲き、城とお堀と桜の美しい姿を見ることができます。
今回は桜を見ることはできませんでしたが、桜の季節に行かれる方はぜひ見に行ってみてください。
なだらかな坂を上っていくと、そこには重厚な雰囲気の門構えが。
なんだか一気にお城の雰囲気が出てきて、ちょっとワクワクします。
鶴の丸休憩所は無料で休憩できるスポットです。
金沢城公園の中には、有料エリアと無料エリアがあります。
有料エリアは、「菱櫓(ひしやぐら)・五十間長屋(ごじっけんながや)・橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)」だけで、それ以外は無料で見て回ることができます。
無料エリアで特におすすめなのが、こちらの「鶴の丸休憩所」。
無料の休憩所で近くにトイレもあり、庭園がとてもきれいです。
更に、中に入ると金沢城に関する年表や基礎知識が描かれたパネルが並んでいて、庭園をながめるのもよし、パネルを見てお勉強をするのもよし、ということで、ちょっとお得な場所でした。
「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」は310円で見学できます。
金沢城は、その歴史の中で何度も火災に見舞われ、その度に色々な個所が焼失してしまいました。
お城自体は残っておらず、今ある「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」も、2001年に復元されたものです。
そのため、歴史的建造物というわけではありませんが、当時の様子がわかる展示物があるとのことで興味を持ちました。
というわけで、有料エリアの「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」も見学してみることにしました。
有料と言っても、入場料は大人310円、子供100円とプチプライスです。
兼六園にも行く予定があるなら、「兼六園+1(プラスワン)利用券」という共通チケットを500円で購入でき、別々で購入するより120円お得です。
菱櫓(ひしやぐら)の階段は急すぎて怖い!
「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」は、2001年に復元されたばかりなので、内部もとても綺麗でした。
その中でも、何より印象に残っているのは、菱櫓(ひしやぐら)を覗くために上った階段です。
遠くまで見渡せる一番高い菱櫓からの景色を見るために、当時のままを復元した階段があるのですが、これがとにかく急すぎる。
1段の奥行きもあまりなく、木の手すりもつるつるしているので、大人も子供も、とにかくゆっくりゆっくり上っていました。
昔の人は、こんな階段でもサッサと上がることができたのでしょうか?
階段を上ったところにあるのは、櫓(やぐら)、つまり外を見るための窓です。
昔はここから、敵に侵入されないよう見張っていたのでしょうね。
五十間長屋は約100m続く長屋。
五十間長屋は、五十間つまり、99.9メートル続く長屋です。
長い廊下、というイメージでしたが、柱や梁を組み合わせた、伝統的な木造のつくりになっています。
何百年も前のお城に、こんなに長くて広い廊下があったんですね。
金沢城公園はちょっと歩くことを覚悟して。
金沢城公園は、広々として気持ちの良い観光名所でした。
復元されたお城の一部が見られるなど、観光気分が味わえる場所としておすすめです。
ただ、広いだけあって、結構歩くことは覚悟して、歩きやすい靴や服装で訪れた方がよさそうです。
無料エリアだけなら20~30分、有料エリアを含めても所要時間は1時間程度で観光することができました。
桜の季節には、また訪れて見たい観光スポットです。