犬島は、同じ瀬戸内海の直島や豊島に比べてかなり小規模な島です。電車やバスは走っておらず、島民も100人程度しかいないそうです。
それなのに、「旅に来た感」をしっかり感じることのできる、不思議な魅力がある島でした。何もないのに癒される、犬島観光の基本情報をまとめてみました。
犬島の広さは?
訪れる前から小さな島とは知っていたのですが、行ってみると想像以上に小規模でした。
面積を調べてみると、なんと東京ディズニーランドの1.27倍。
本当にこぢんまりとした島だということがわかります。
直島や豊島(てしま)と同じように、犬島でもレンタサイクルとおぼしき自転車が並んでいましたが、実際に借りている人は目にしませんでした。
道は比較的整備されていますが、細い路地が多くて自転車でもスピードを出しにくいので、急いでなければ交通手段は徒歩で十分だと感じました。
ただ、小さい島だと思って見くびっていましたが、実際は結構歩きます。
犬島に来る際には屋外を歩くことを覚悟して、服装・靴・日焼けなどの対策をしっかりしてください。
無料で使えるコインロッカーの使用がおすすめ!
犬島に着いたら、目の前にあるチケットセンターでチケットを買います。
その際、カウンターの右側奥、カフェとミュージアムストアのある方面に寄って行ってください。
カフェの目の前にお洒落なトイレとコインロッカーがあります。
このコインロッカーはコインが返却式になっていて無料で使えるので、島内を歩くときに大きな荷物を持ち歩く必要はありません!
とても便利なので是非使ってみてください。
コンビニやATMはある?
本当に小さな島なので、コンビニはありません。銀行のATMもありません。
簡易郵便局はありますので、犬島のチケット売り場の横でポストカードを買って友人や家族に送るのもいいかもしれません。
そんなことをゆったり楽しめるような雰囲気が犬島にはあります。
日帰りで十分なサイズ感。
行ってみた感想としては日帰りで十分と感じました。
というのも、小さな犬島の中でアート作品があるのは島の半分くらい。なので、島をぐるっと回る必要もなく、アートを観に行くだけであれば日帰りで大丈夫です。
私は、岡山の宝殿港を11:00に出発し、14:00に犬島を出ました。滞在時間はたったの3時間だけですが、それでも十分に満喫した感はありました。
比較的サクサクまわりましたが、一通り島の作品を見終わった時には13:15頃。
あと5分で船が出る!と、港まで急ぎましたが、ギリギリ13:20の便には間に合わず、次の14:00の便まで時間を持て余してしまいました。
ですので、最初から帰る船の時間を決めておいて、そこに合わせて行動するのが良いかもしれません。
まだまだ人は少ない犬島
私が訪れたのはゴールデンウィーク中の平日でしたが、犬島全体は基本的に空いていると感じました。
船がついてから少し時間をずらすことで、美術館内は更にゆったり見れたけれど、スタッフによると比較的混んでいる方なのだとか。
直島に比べて観光客がまだまだ少ないところも、犬島の良さの1つです。
犬島にしかない独特の雰囲気をゆっくり味わうことができます。
アートだけでない犬島の魅力
島内ではアート作品以外にも、犬島そのものの魅力もたくさん感じました。
まず、4月末ということもあって、島内には本当に色々な花が咲いていて、絶えず目を愉しませてくれました。
緑が綺麗で思わず立ち止まって写真を撮ったり、誰かがガラクタを集めて作ったこんなオブジェ(?)が道に置かれているのを見たり、都会では味わうことのできない小さなワクワクがいっぱいありました。
ですので、海を眺めてボーっとしたり、カフェでゆっくりお茶をしたり、一日かけて楽しもうと思えばそれもいいかもしれません。
人口100人程度の小さな小さな島だからこその魅力を探してみてはどうでしょうか。
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犬島へ行きたいと思ったけど、どうやっていくの??と思いますよね。行き方については以下のページでまとめています。
参考:岡山駅から犬島への行き方と宝伝港フェリー乗り場の詳細
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他にも犬島に行く前に知っておくといいことをまとめています。
参考:犬島観光のまとめ