犬島(いぬじま)で一番有名かつ魅力的なスポット、犬島精錬所美術館に行ってみました。
犬島精錬所美術館はどんな場所なのか、写真と共に実際に行ってみた感想をお伝えします。
遠方から行く価値はある?
犬島に行く前に不安だったのが、行っても実はたいしたことなくて面白くないんじゃないの?ということでした。
直島に比べてスケールが小さいし知名度も落ちるので、わざわざ船まで乗って観に行く価値があるのかどうか、と思っていました。
結果、本当に行ってよかったと思いました!
そして犬島の観光スポットでも断トツで良かったのが犬島精錬所美術館です。
普段、美術館巡りをするタイプでもなく、アートに詳しいわけでもない私でも十分楽しむことができました。
犬島精錬所美術館のチケットは現地でしか買えません。
以前は犬島精錬所美術館に入るには事前予約が必要だったようです。
しかし、今は逆に当日券のみになっています。
料金は犬島家プロジェクトと、シーサイド犬島ギャラリーも込みで2,060円です。船を降りたら目の前がチケットセンターで、売っているチケットも1種類なので迷うことはありません。
チケットセンターから美術館までは歩いてすぐです。チケットセンターを出て煙突が見える方向に2分ほど歩いていくと着きます。
左手に海があり、海を眺めながら歩く道は、本当に気持ちが良かったです。
美術館内に入るまでの道が楽しい
犬島精錬所美術館はその名の通り、銅を作る製錬所の遺構を元にした美術館です。絵やオブジェが並んでいる普通の美術館とは異なり、建物全体が美術作品のようになっています。
美術館に入る前の看板が、またなんともいえない雰囲気でテンションが上がりました!
まわりにある、黒ずんだレンガを積み上げた壁が特徴的で、ちょっと冒険に来たようなワクワクした気持ちになりました。
レンガの上に降り積もった砂のようなものは、ガラスと鉄が混ざったものだそうです。
犬島の特徴でもある赤い煙突も間近に見えます。
アートを体感する美術館
美術館の建物内は写真撮影禁止のため、残念ながら写真はありません。
ですが、「見る」というより「体験する」というイメージのアート作品なので、写真で見てもその良さはやっぱり伝わらないと思います。是非足を運んでみてください。
そして、美術館に行った時にはトイレも覗いてみてください。壁に絵が描いてあるなどちょっとお洒落なトイレだったので、せっかく美術館に行ったんら、ぜひ立ち寄ってみてください。
写真を見るだけで行きたくなる
犬島精錬所美術館で撮った写真の中で、一番好評だったのはこんな写真です。
これは、美術館の建物を出た後で見ることができる精錬所跡です。これらの遺構から、かつての大規模な精錬所の面影を感じることができ、誰でも雰囲気のある写真を撮ることができます。
これらの遺構は、経済産業省による「近代化産業遺産群 33」の1つにも選ばれています。どうでしょう?写真を見るだけでも行ってみたい!と思いませんか?
日本にいながら外国の様な雰囲気を味わえる犬島精錬所美術館に行ってみてください。
※ 犬島に旅行に行く時は、間違っても犬島精錬所美術館休館日に行かないようにだけは気を付けてくださいね。以下で休館日を確認できます。
http://www.benesse-artsite.jp/naoshima/pdf/artsite_calendar_j.pdf
観光シーズンは、火曜日が休館。オフシーズンは火・水・木が休館になっていることが多いです。一度確認してから、犬島精錬所美術館へ行きましょう。
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美術館の他に行ってきたところや、犬島に行く前に知っておくといいことをまとめています。
参考:犬島観光のまとめ