箱根海賊船に乗って、桃源台から箱根町港に着いたあと、どこに行こうか迷っていました。
参考:箱根海賊船で桃源台から箱根町港へ。海賊船の中はどうなってるかのレポート
そのあと、箱根町港周辺をフラフラと歩いていたら、箱根関所に辿り着きました。今まで全然知らなかったのですが、江戸時代に作られた関所の中でも有名なところのようです。
箱根にはそんな歴史も色濃く残っているんですね。旅先では数え切れないほど発見があります。
箱根関所入場まで
箱根関所の入園料は大人500円です。小学生以下の子供は250円です。箱根関所のチケットを買えば、箱根関所資料館も共通利用できます。
「成川美術館と箱根関所」「箱根神社宝物殿と箱根関所」というチケットもあります。
買ったチケットはこちら。「チケット」という名前ではなく「通行手形」なんですね。細かいところにこだわりを感じます。
京口御門から関所に入ります。2007年に復元されたということで、まだ建物がキレイですよね。
厩(うまや)
箱根関所に入ってすぐに見えてきたのは、厩(うまや)です。馬の体を再現しています。現地に行くと分かりますが、ちょっとイラッとする案内もあります^^;
厩について。5頭いるはずが実際には2頭だけだったみたいです。
人が馬を世話している様子も再現されています。
足軽番所
次に向かったのは足軽番所。
捕まった人が入ってたと言われる「獄屋(ごくや)」、中は狭くて暗いです。この中にいたら精神的に参るだろうな・・・。
箱根関所の復元に使われた方法とクギについて書かれています。金輪継ぎ(かなわつぎ)という材木の組み合わせのやり方を使っています。そういえば、私の家の木材も金輪継ぎになっていることを思い出しました。
足軽番所の休憩所
足軽番所の建物の中を見てみると、休息所がありました。
足軽たちがゆっくり休んでいる様子です。足軽たちが集まるとどんな話になってたんでしょうね〜。
足軽番所の建物の裏側に出ると、井戸がありました。
遠見番所
足軽番所の裏側から遠見番所へと行くことができます。長〜い階段があります。
見てください。この長い石段。普通の階段ではないので、階段よりも厳しいです。
石段は69段あります。ぜっけが見えるそうなので、登るしかないですよね。晴れてたら富士山も見えるかもしれませんが、この日は曇りなので見えなかったです。
石段を登り切ったあと、さらに右手に10段ほどの石段がありました。そこを登れば絶景があります。
遠見番所がこちら。ここから遠くを見張ってたんでしょうね。
遠見番所についての説明。やはり芦ノ湖や街道を見張っていたそうです。
遠見番所からの景色、素晴らしいです!これを見るだけでも、しんどい思いをして石段を登った価値がありました!
箱根関所を見下ろし、芦ノ湖を眺めれます。晴れてたらもっといい景色だったろうな〜。
遠見番所から芦ノ湖を見た景色。海賊船が走ってますね。しかし、なぜに海賊船なんだ・・・
矢場
遠見番所を降りて再び順路通り奥へ進んでいきます。見えてきたのは矢場です。ここで、弓や鉄砲の練習をしていたそうです。
たくさん練習していたということは、芦ノ湖の底には鉄砲の玉や弓矢が落ちているかもしれませんね。
御番所茶屋
奥へ進むとお茶屋がありました。「御番所茶屋」というところです。美味しそうなものがたくさんあったのになぜか入りませんでした。
今思えば、ここで休んでいけば良かった・・・。下の写真右下にある「みたらし団子アイス」の存在に写真を見てようやく気付きました。
お茶屋の建物はこんな感じ。これは観光客用に建てたんでしょうね〜。
お茶屋の建物の奥に行くと、すぐそこに芦ノ湖があります。上からの眺めもいいけど、間近に見る芦ノ湖もいい景色です。
箱根関所資料館
さらに奥に進むと、箱根関所資料館があります。資料館の中は撮影禁止です。
資料館では、当時の出来事を振り返って、歴史を学べます。こんな時代がったのか・・・と思わされ、今の環境がいかに恵まれているのかを改めて感じれます。
住所・地図
住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根1
[map lat=”35.192441″ lng=”139.026213″]箱根関所[/map]
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