金沢に観光に行ったら、食べ物は海鮮が有名ですが、せっかくなら金沢でしか味わえないものも食べたい!
ということで、郷土料理と加賀麩のランチが食べられる茶寮不室屋に行ってきました。
日本初の麩料理専門店「加賀麩不室屋(かがふふむろや)」
加賀麩不室屋(かがふふむろや)をご存知ですか?
有名百貨店などで生麩や麩に入ったお吸い物などを販売しているお店です。
一度は目にしたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
この加賀麩不室屋の本店が、実は金沢の近江町市場のすぐ近くにあります。
本店に併設された茶寮不室屋では、加賀麩や郷土料理の治部煮が味わえるお食事をいただけるのです。
日本初の麩料理専門店で、美味しいお麩料理を味わいながら、ゆったり金沢観光気分を味わってきました。
飛び込みでも食べられましたが、確実に行く場合は予約を!
今回の金沢旅行では、ランチの時間が読めなかったので、予約はせずに直接お店に行きました。
2月の晴れた土曜日に、12時10分頃お店に到着。
「お食事できますか?」と尋ねると、「お調べしますので少しお待ちください。」とのこと。
1時から予約が入っているので、12時50分迄で、他のお客様と相部屋でもよろしければ・・・という条件のもと、なんとかお食事できることになりました!
ホッと一安心。でも、ほとんどのお客さんが予約をして訪れるようです。
週末に茶寮不室屋に行かれる際は、ご予約をお忘れなく。
階段を登った2階席は落ち着いた佇まいの素敵なお部屋が!
しかし今回は、予約をしていなかったことで、嬉しいハプニングが。
時間限定ではありますが、通されたお部屋がとびきり素敵なお部屋だったのです。
2階に1部屋だけある、特別室の様なお部屋です。
これで一気にテンションが上がり、お料理をいただく前から「来てよかったなあ~」と嬉しくなりました。
お食事はランチのみ。メニューも1種類。
さて、茶寮不室屋のお食事は、1種類のみで、11:30~14:00の短い間だけ食べることができます。
メニューは「麩久箱(ふきゅうばこ)膳 2,592円(税込)」という、お弁当仕立てのお膳です。
女性が大好きな、美味しいものをちょっとずつ色んな種類いただけるスタイルで、何から食べようかワクワクします。
お膳全体のお写真はこちら。
このお膳の中に、実はいろんな形でお麩が登場します。
煮たり揚げたり佃煮にしたりと、様々な食べ方で味わます。
見た目ではわからなくても、口に入れてみると「あ、これもお麩だ!」と気づくので、とても楽しくいただけました。
忘れてはいけない、能登金沢の郷土料理「治部煮」
観光で金沢を訪れた方に是非味わっていただきたいのが、石川県金沢市の代表的な郷土料理「治部煮」です。
鴨肉を使うところも多いのですが、茶寮不室屋さんでは鶏肉を使っています。
独特の味わいがありながらも、郷土料理によくあるクセはあまりなく、上品な味付けで美味しくいただけました。
ちなみに、この治部煮の名前の由来は、その昔、岡部治部右衛門という人が日本に伝えたという説や、じぶじぶと煮るから治部煮という説など諸説言われています。
せっかく金沢を観光するなら、ぜひこの治部煮を味わってみてください。
メニューは月替わり。ひな祭りの季節には豪華絢爛(けんらん)なお雛様も。
茶寮不室屋のお食事は麩久箱膳1種類だけですが、中身は月替わりで少しずつ違ってきます。
季節の食材を味わうことができるのも魅力のひとつですね
。
また、ひな祭り前の2月に訪れたところ、2階のお部屋にはそれはそれは見事なお雛様が飾ってありました。
こちらは撮影不可だったため、お写真はありませんが、かなり見ごたえがありました。
2階のお部屋ではない方でも見学はできるので、ひな祭りの時期に訪れる方は、ぜひチェックしてみてください。
茶寮不室屋へは近江町市場以外の観光地からも歩けます。
茶寮不室屋は、近江町市場のすぐ近くにありますが、他の観光地からも徒歩圏内です。
各観光地からの徒歩での所要時間を記しておきます。
- 近江町市場より 徒歩3分
- 金沢城公園より 徒歩7分
- ひがし茶屋街休憩所より 徒歩10分