直島の宮浦エリアの北へ行くと、立入禁止の工業地帯があります。その立入禁止ギリギリのところに、ひっそりと佇む神社があります。
山神社というところです。巨大工場のすぐ近くにある神社ということで、ひときわ神聖さが際立っているように感じた場所でした。
今まであちこち神社やお寺に行ってきましたが、その中でも最も印象に残っているし、意味もわからず恐怖を感じた場所でした。
山神社の様子
山神社の鳥居は他の神社と比べて、とても大きくしかも人工的な感じがします。この感じからして、他のところと違う気配がします。
山神社は、三菱マテリアルができた時に高知の土佐稲荷から分霊してもらってできたそうです。山神社は三菱マテリアルで働く人の護り神的存在です。
中に入ったら、こんな小さな石碑を見つけました。「志度商業学校直島動員記念」
昭和二十年。1945年。これが意味すること、イメージできると思います。
奥へ進むと階段があります。階段を登り切ると、右手に手水場がありました。
本殿へは、まだ少し先へ進む必要があります。人気が全くないので、少し不気味な感じがしました。
本殿には清めの塩があった
さらに奥へ進むと、本殿が見えてきました。
これが本殿ですね。小さなお堂です。
賽銭箱の横には小さく清めの塩がまかれていました。
近くの工場で1日安全に作業できるようにお祈りしているのでしょうか。
引き返す道から見える景色
先人たちのおかげで今があることに感謝しながら、引き返します。
途中で山神社の石碑を見つけました。これはかわいいですね。山が乗ってます。
狛犬たち。
引き返す道には工場地帯が見えます。どんなお仕事してるんでしょうね。直島の工場地帯があるからこそ、直島の人々は生活できているんでしょうね。
下まで降りてきました。最初に通った鳥居は昭和15年に建立されたようです。1940年か。歴史の重みを感じます。
山神社の場所はこちら。レンタサイクルで行ける場所です。
工場地帯の景色は以下のページでまとめています。
参考:直島の裏の顔、三菱マテリアル付近の工業地帯の景色がインパクト大
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