直島の本村(ほんむら)エリアにある極楽寺に行ってきました。
人工的なアート施設が多い中、昔からある歴史的な建物は独特の厳かな雰囲気があります。いい天気で見れたので、いい写真が撮れたと思います。
そんな極楽寺の様子を紹介していきます。直島にもお寺があるんですよ。
極楽寺の様子
本村エリアの道を歩いていると、ひょっこり見えてきます。
入り口からしてかなり立派です。
極楽寺山門として町指定文化財になっています。
医薬門様式で本瓦葺。鬼瓦にへら書きで「元禄十四年辛巳四月吉日」とあるところから、本堂、客殿と同時期の建築と考えられる。
懸額は高辻中納言世長卿の筆。高原家の家紋と船印が入っている。旧直島領主、高原氏の分家で、福岡黒田藩士高原次郎兵衛利定が安永年間に寄進したものである。
中に入ると、鐘があります。鳴らしてみたいけど、一般人は触ってはいけません。
鐘も文化財に指定されています。
極楽寺は八幡神社の神宮寺であったが、明治の神仏分離大政官符により鐘楼を八幡境内から寺内に移築した。
現在の鐘楼は、明治二十九年に建築されており、鐘も、このとき新鋳したものである。
旧鐘楼は、井戸屋形として保存されている。
こちらが本堂。美しい形をしています。龍の絵が特に美しいです。
本堂も文化財です。
標準規模の三間堂で、客殿庫裏と同時の建築、寺号は八幡山長寿院極楽寺、本尊は弥陀如来である。
特徴は、唐破風付向拝が付いた他に例の少ない妻入り、両側面と背面に張出しをつくるため、本来の背面中央間の両柱から張出し柱へ虹梁を架け、隅中のあるべき位置に太瓶束をのせ、頭貫、台輪をまわしている。
この構えから張り出し部は建築当初からのものであることがわかる。
木彫のお地蔵さんがあります。なんかちょっとかわいい感じ。
客殿も文化財です。極楽寺、全部が文化財でとても大切にされているのがよく分かります。客殿もキレイでしたよ。
本堂と同時の建築、入母屋造りで、四周に回禄を回らし、本堂と庫裏との間は釣屋でつないでいたと推定されるが、釣屋部分には後世に改造が加えられている。
大正十四年の大改修で本瓦葺の屋根に変更されたが、その際、棟木から「元禄九丙子二月吉辰日」の墨書が発見されている。