2014/4/19〜21にかけて徳島県三好市にあるゲストハウス「空音遊(くうねるあそぶ)」に泊まってきました。
空音遊は大歩危(おおぼけ)という秘境の地にあります。私自身、大歩危に行ったのが初めてで、こんなに自然が豊かなところが日本にあることに驚きました。
日本の原風景が残る地に空音遊はあります。いい時間を過ごして、貴重な経験ができたと思います。このページでは、ゲストハウス空音遊の様子を写真とともに振り返っていきます。
空音遊にはどうやって行くの?
空音遊は最寄りの駅がJR大歩危駅です。田舎の駅ですが、どの電車に乗っても停まります。特急でも停まります。私が行った時も特急「南風」に乗って大歩危駅でおりました。
空音遊では予約する時に、送迎を希望すると、駅まで迎えに来ていただけます。電車などの公共交通機関を使って行く場合は送迎を利用しましょう。
行くまでは、送迎してもらうのもコストがかかるし悪いと思ったのですが、行ってみて歩いて行くのは厳しいのがよく分かりました。
送迎をお願いする場合は、大歩危駅についてから空音遊に電話します。
送迎をお願いしてから待っている間に面白いことがありました・・・。
参考:JR大歩危駅に妖怪が乗ったトロッコ列車がやってきた
ちなみに、大歩危駅から先、空音遊まで歩いても行けないことはないですが、時間がかかる上にかなり高低差のある道を歩くことになります。体力に自信があって、荷物がそれほど多くないなら歩いてもいいかもしれません。
空音遊の外観
空音遊は山の中にあります。車が1台しか通れない細い道をグルグルと回ってようやく辿り着ける場所にあります。
こんなところに宿があるということ自体が驚くような場所です。
空音遊は築90年以上にもなる古民家です。外観は下の写真の感じです。
もう少し遠目で全体が写るように撮ってみると、いかに秘境の地にあるかがなんとなくお分かりいただけるかと思います。
空音遊の中へ入るには、下の写真右奥へと歩いていきます。
入口となる縁側。ここで靴を脱いで、中へ入ります。
ちなみに、縁側から外を見ると下の写真のような景色が当たり前のように拡がっています。まぁ、とにかくすごい。素晴らしい景色です。
私は昔、世界一美しい村と呼ばれるスイスのグリンデルワルトに行ったことがありますが、その時の景色を思い起こさせる感じでした。
空音遊の様子
中に入ると談話室となっています。ここで食事したり、宿泊者同士の交流があります。それほど広くないので、10人もいれば満員な感じです。
初日は私も含めて12人いました。すごい人口密度・・・。
入って左手には棚があり、商品やマップなどが並んでいました。棚に置かれているものを見るだけでも、空音遊の考え方や価値観が透けて見えてくるような気がします。
こちらがキッチン。オーナーさんの奥さんはじめ、スタッフの方々が気持ちを込めて料理を作ってくださっています。
食べた料理、ホントに美味しかったです。動物性の食品を使わずここまで出来るんだ!という驚きが何度もありました。
料理の写真は下で紹介します。
入り口から右奥に洗面台とトイレがあります。洗面台とトイレは分かれています。
洗面台、蛇口が2つあって、どちらを使っても大丈夫です。
トイレは洋式と和式の2つがあります。どちらか開いている方を使えばOKです。ちなみに洋式トイレは下の写真の感じです。木に囲まれていい感じでした。
私が泊まった部屋がこちら。家族で泊まって、家族だけで部屋を使うことができました。配慮に感謝。
布団もあらかじめ敷いてくれます。子供が布団の上を走ってぐちゃっとしていますが、とてもキレイに敷いてくださってました。
食事が豪華で最高だった!
空音遊の大きな魅力の1つは、自然菜食の食事を食べれることです。2泊3日で、朝食2回・夕食2回を食べましたが、いずれも豪華で大満足の食事でした。
1回ごとに写真で振り返ります。毎日メニューが変わります。季節によっても料理が変わると思うので、同じメニューが出てくる機会もめったにないと思っています。
もし、今後泊まろうと思っている方がいらっしゃいましたら、こんな感じの食事になるというイメージをしていただければと思います。
1日目夕食
初日の夕食がこちら。12人もいたので、この日はビュッフェスタイルになりました。8人以上いるとビュッフェスタイルになるそうです。
ドイツ人、フランス人、日本人の宿泊者が一堂に会して食事を楽しみました。
チーズを使っていないラザニア。美味しかった〜!
りんごが入ったサラダ。りんごの甘味と酸味がいい感じでした。
ひじきの煮物。
そば米で作ったというハンバーグ。モチモチしてました。
食後には、さつまいものケーキもありました。写真を撮るのに失敗して、写真はありません・・・。
自然な甘みがあって美味しかったなぁ〜。
2日目朝食
1泊して次の日の朝の朝食。スープになっている食材はブロッコリーです。こちらも野菜だけで出来ています。
2日目夕食
2日目は私を入れて宿泊者が6人だったので、プレートの料理でした。
玄米やターメリックライス風の春巻き、こんにゃくの唐揚げなど色とりどりメニューです。汁物はトマトのスープでした。
食後にはまたまたデザートをいただきました。この日はチョコレートケーキです。くるみが乗っていました。チョコレートも最高ですが、タルトの部分がまた美味しいんですよね。
3日目朝食
チェックアウト前の朝食は根菜中心の料理でした。白ご飯にさつまいもが入っています。
蕎麦のように見えるのは徳島県の名産品である「半田そうめん」です。普通のそうめんよりはかなり太く、普通の蕎麦よりはわずかに細いです。
感想
ここまでは空音遊という場所について主に紹介してきました。
場所の雰囲気・料理ともに最高でした。それらを含めて、いい空間を作り出しているのはオーナーさん夫婦・スタッフの方々です。その雰囲気に引き寄せられて国籍問わず面白く素敵な方々が集まっていました。
宿泊者同士での交流もとても楽しい時間でした。他のゲストハウスのスタッフしてる方とも出会い、また次に行きたいところも見つかりました。
外国人の話を聞くのも、自分の中に新しい価値観を取り入れるという意味でも勉強になりました。英語、聞くのはそこそこわかるけど話すとなると未だに上手く話せないですけどね^^;
いろいろひっくるめて、空音遊ではいい時間が過ごせました。子連れの家族でも泊まれたのが良かったです。また機会があれば行きたい場所です。
空音遊に滞在中、観光してきた場所
空音遊に滞在中、いくつか観光地を巡ってきました。
祖谷のかずら橋、大歩危の遊覧船など大自然を堪能できるところに行きました。その時の様子はまた別ページで紹介していきます。