北条町駅から北に行ったところに、旧家の家並みの通りがあります。このエリアは北条の宿と呼ばれているところです。
そこに、加西市で最古と呼ばれている道標の石碑がありました。
道標があった場所に、小さなお地蔵さんがいました。赤が目立つので、遠くからでも分かります。
道標は、お地蔵さんのことではありません。その右下にあります。3つ並んでいます。
道標についての説明がこちら。
道標
江戸時代中期、現在のような地図がなかった時代、旅人にとって道標が唯一の道しるべでした。
旅の無事を祈り、無き人への思いを寄せ建立されました。
旅人が迷うことなく旅をつづけられたのは、このような道標のおかげです。
三基の一番奥が市内で最も古く享保13年(1728年)、手前が天保7年(1836年)です。
歩いて旅する時代、この地が交通の要衝で、ましてや京・大阪への道しるべがあるなんて、なんとロマンがあることでしょう。
西向き地蔵さん
子供たちの健やかな成長と安全を祈願して、この地域の方々の手厚い保護を受けている地蔵さんです。
行き交う子ども達を、いつも見守ってくれていることでしょう。
毎年8月23日、24日には地元の方々によるお祭りが行われ、子ども達にお菓子が振る舞われます。
首に巻かれている「よだれかけ」は、地元の方が一針一針心を込めて作られたものです。
横尾歴史街道つどいの会
このように、道標についての説明書きがあると分かりやすいです。1728年から今まで残り続けているというのはいい話ですね。
もうすぐ300年になるという歴史の長さです。
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周辺の観光は、以下のページが参考になります。
参考:北条鉄道エリアの観光地・グルメまとめ