ゲストハウスやユースホステルについて、詳しい方でないと両者の違いについて説明することはできないと思います。
普段なじみのない方であれば、どちらも似たようなものだと感じて当然でしょう。違いが分からないからといって特に困ることもないですし、知っていたからといって特別何かがあるわけでもありません。
でも、せっかくゲストハウスやユースホステルのどちらかに興味を持っていただけたなら、知っておきたいし、知っておいた方がいいと思います。
ということで、このページではゲストハウスやユースホステルについて説明していきます。
基本的に大差ない
ゲストハウスとユースホステルを比較するといっても、実はほとんど大差ありません。
ゲストハウスとは?宿泊前に知りたい4つの特徴と心構えというページで詳しく説明していますが、実はユースホステルもほとんど同じだったりします。
ゲストハウス・ユースホステル共通なのは、普通の旅館やホテルでは当たり前にあるようなサービスが一切ありません。
例えば・・・食事はありません。素泊まりです。食事は自炊するか、近くのお店で食べるなどする必要があります。ホテルや旅館だと当然あるので、初めての人は戸惑うかもしれませんね。
また、ベッドや布団のシーツも自分で敷く必要があります。チェックインの時にシーツを渡される宿泊所もあるので、自分の寝床に行って、自分でシーツを敷きます。
ホテルや旅館だと、やってもらえて当たり前です。しかし、その分の人件費は宿泊料に含まれているのです。ゲストハウスやユースホステルは、安価な宿泊所なので、自分でシーツを敷くことになります。
他にもホテルや旅館では当たり前にあるものがありません。何もないように思われますが、決してサービスが悪い訳ではないです。清潔さはホテルや旅館と比べても引けをとりません。
ほとんどの場合、元気なスタッフがいるので、初めての方で分からないことがあっても丁寧に説明してもらえると思います。人と人の距離の近さが一番のメリットです。
この人と人の距離の近さはゲストハウスの方がより近い感じがあります。
ゲストハウスならではの特徴は?
ゲストハウスならではの特徴といえば、外国人の旅行者が多いことです。私が今まで泊まったゲストハウスでは、外国人を見かけなかったことがありません。
激戦区の東京浅草では、日本人を探す方が難しいほど外国人宿泊者が多いです。自分は英語を始め外国語が分からないということで、遠慮がちに思う方もいるかもしれません。
必ずしも話さないといけない訳ではないし、交流したいと思う方は、積極的にコミュニケーションしてみれば、相手も真剣に聞いてくれるし、周りも助けてくれるはずです。外国人と仲良くなることができれば、普通の旅行ではできない思い出になりますよね。
ユースホステルとは?
ユースホステルは、ユースホステル協会が運営していたり、協会に加盟している宿泊所のことをいいます。会員になることで、協会に加盟している宿泊所を割引価格で宿泊できます。
名前に「ユース」がついていますが、年齢は関係なく宿泊できますので、安心してください。
協会と関わりがないユースホステルもありますが、初心者の方は協会が運営していたり、加盟しているユースホステルに泊まって、雰囲気を体験してみるのがいいと思います。
ユースホステルで朝食を頼んでみた。かなりきちんとしたご飯がでてきておどろいた。 / Kuruman
自分の目的次第で使い分けてみては?
両者の違いは、私達泊まる側の人にとってはそれほど大きな違いではありません。
自分の行きたい場所や、旅の目的に合わせて様々なゲストハウスやユースホステルで宿泊してみて、違いを感じてみるのが一番です。
どちらがおすすめというのもありません。人それぞれ感じ方が違うからです。
1つだけ言えることは、ホテルや旅館とは全く違うので、初めての利用は衝撃的かもしれません。私が初めてゲストハウスを利用したのは2012年6月で、浅草のカオサン東京サムライでした。同じ日本とは思えない空間に衝撃を受けたことは忘れられません。
自分の固定概念を一度変えてみたいと思う方もゲストハウスやユースホステルの利用はおすすめです。