京都府宇治市にある壮大なお寺、黄檗山萬福寺(おうばくざんまんぷくじ)に行ってみました。
京都にある他のお寺とはひと味違う、中国様式のお寺は新鮮で見ごたえがありましたよ!
萬福寺はとにかく広い!
1661年に中国僧が開いたお寺である萬福寺は、中国の雰囲気も味わえる、ちょっと面白いお寺です。入口の門から既に中国っぽさを感じます。
実際に訪れてみて、まず驚くのはその広さ!門をくぐってすぐのところにある地図を見ると、その広さは一目瞭然です。
とにかく広大な敷地に色んな建物が立っていて、見どころ満載のお寺です。
しかも、まだあまり知られていないのか、人気が少なくゆっくり見られる宇治の穴場スポットでした!
まず最初に出迎えてくれるのは布袋様
門を2つくぐった後に、でんと構える建物の中で、早速お出迎えして下さるのは迫力満点の金の布袋様です。なんだかとっても御利益がありそう。
布袋様の裏側に回ると、四天王や韋駄天像を見ることができます。お見逃しのないように。
至る所にある音声案内のQRコード
萬福寺内を歩いていると、色んな所でQRコードを見かけます。これをスマホなどで読み取ると、普段は聞けない萬福寺の色んな音を聞くことができます。
説明も書いてあるので、1つ1つ読んでいくと、とても面白かったです。
メインの大雄宝殿では、涅槃会(ねはんえ)のイベントも。
この日は、2月15日。なんでもお釈迦様が亡くなった日なのだとか。
朝10時半頃に行ってみると、横になったお釈迦様のまわりで嘆き悲しむ弟子たちを描いた特別な画、涅槃図(ねはんず)を飾ってたくさんのお坊さんがお経を読む、涅槃会がおこなわれていました。
カラフルな袈裟に身を包み、歌うようにお経を読むお坊さんの集団は、すごい迫力です。
この日以外は見ることのできない涅槃図も迫力満点で、敬虔な気持ちになり、普段はできない体験をすることができました。
有名な木の魚も要チェック。
萬福寺の中で一番有名なのは、こちらの大きな木でつくられた魚です。昔は時間を報せるために、これを叩いたのだとか。
この魚は、実は現在の木魚の原形にもなっているのだそう。そう言われてみれば、萬福寺のお堂にもびっくりする位大きな木魚を見かけました。
萬福寺はいろんなイベントも盛りだくさん!
萬福寺では、イベントや体験もいろいろできるようです。
たとえば、中国の精進料理である普茶料理(ふちゃりょうり)も味わえます。(要予約 3,000~7,000円税別)
一泊二日の禅研修(大人:15,000円、小学生以下:10,000円)も面白そうですし、気軽に体験するなら、体験坐禅(60分 1,000円)写経(60~120分 2,000円)というものもあります。
※いずれも拝観料は別途かかります。
また、毎月8日(2月・8月以外)は手作り市「ほていまつり」が行われ、また楽しい雰囲気を味わうことができます。
この日はなんと、拝観料が無料になるようなので、是非行ってみてくださいね。
* おまけ *
宇治といえば、平等院鳳凰堂です!そちらにも行ってきましたので、合わせてレポートをご覧ください。
参考:京都宇治の世界遺産「平等院鳳凰堂」は、同時入場の博物館も素晴らしかった!