ゲストハウスという名前を聞いたことがありますか?聞いたことがあったとしても詳しく知らないという方もいると思います。
私自身の感覚的には、ゲストハウスの存在自体を知らない人の方が圧倒的に多いです。
ゲストハウスは宿泊施設のことで、大まかにいうと、ホテルや旅館と同じ種類になります。
このページでは、あくまで私が考えるという前提ですが、ゲストハウスについて詳しく解説していきます。
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1. 宿泊費がホテルや旅館よりも格安
ゲストハウスの一番のメリットだと思うのが、宿泊費がとにかく安いことです。
ホテルや旅館に泊まった場合、1泊で10,000円以上かかることはザラだと思います。そんなにお金が掛かってしまったら、気軽に旅行できないですよね。旅行に行って宿泊することが高級なこととなってしまうのは、この値段の高さが大きな原因だと思います。
それに比べゲストハウスでは、食事が出ない代わりに1泊あたりの値段が非常に安いです。だいたい1泊2,000〜4,000円程度です。
私は過去に東京で1泊2,000円も掛からないゲストハウスに泊まったことがあったと記憶しています。あの東京でも、わずか2,000円で1泊することができるのが、ゲストハウスの最大のメリットです。
時間はあるけど、お金がないということがあると思います。特に大学生なんかはそれに当てはまるのではないでしょうか。
旅行したいけど、お金がない・・・。そんな方にとってゲストハウスは最適な選択肢なのです。
2. ゲストハウス内で交流が生まれやすい
ゲストハウスの魅力は、宿泊費の安さだけではありません。
ホテルや旅館にいくらお金をかけて宿泊しても、まず体験できないだろうことがあります。
それは、宿泊者同士の交流・ゲストハウスのスタッフやオーナーとの交流です。ゲストハウスにはサロンなどのオープンスペースがあり、そこで見知らぬ人同士で自然発生的に交流が生まれたりします。
また、ゲストハウスによっては、スタッフやオーナーが積極的に交流しようとしてくれて、そこから人のつながりが生まれてくることがあります。
以前泊まった岡山県の有鄰庵ではスタッフが交流できるような配慮や空気感を作っていました。
参考:倉敷のゲストハウス「有鄰庵(ゆうりんあん)」宿泊体験記
場所によって交流のスタイルは様々です。行く先での交流を楽しみにゲストハウスに泊まるというのも1つの選択肢です。私は人見知りですが、ゲストハウスに行く時はどんな人に出会えるだろうかとワクワクしていたりします。
必ずしも誰かと話す必要があるわけではないので、心配されている方は安心してください。
参考:ゲストハウスに宿泊したらコミュニケーションする必要がありますか?
3. 同じ部屋に複数人が寝泊まりする
ゲストハウスに宿泊したら、ホテルのように個室で寝るということはありません。
ほとんどの場合は、ドミトリーと呼ばれる複数人が1つの部屋で寝泊まりすることになります。これを許容できるかどうかがゲストハウスを利用するかどうかの分かれ道となりそうですね。
私は面白いと思うので大歓迎です!当然、貴重品の管理だけはしっかりしておきましょう。
あと、同じ部屋で寝泊まりするので、イビキが大きな人もいます。そういうのが気になる方は、個室を利用するのも1つの手です。個室でもドミトリーと同じ値段のところがあるし、たいていのゲストハウスは数百円〜千円程度上乗せで個室利用できます。
過去私は、同じ部屋に泊まっていた中国人の留学生と話して、仲良くなったということがありました。優しい感じの少年でした。Facebookでもつながっています。
4. 多国籍な空間となりやすい
上でも書いた通り、ゲストハウスは安いこともあり、外国人の宿泊客も多いです。場所によっては自分以外全員外国人の宿泊客だった、なんてこともあります。
特に東京だとその傾向が強い感じです。東京で泊まったゲストハウスでは、日本人に会った記憶がありません・・・。
話せる機会があれば、話してみるのがいいですよ。とはいえ、英語が分からないなどで、話せなかったとしても問題はありません。話さなければならないルールはないので。
参考:英語話せないけどゲストハウスに泊まって大丈夫ですか?
英語に関して難しく考える人が多いように思いますが、怖がりすぎる必要はないと思います。失敗しても文章が変でもいいじゃない。伝えようという気持ちがあれば、相手に伝わります。
どんな人が集まるの?
国籍問わず、人が集まる空間であるゲストハウス。
年齢層はやはり20代が一番多い感じです。ついで30代でしょうか。40代以上の人をゲストハウスで見た経験がほとんどありません。
40代ぐらいの人はそもそもゲストハウスを知らないのかもしれませんね。知らない人の率がかなり高いかも。あくまで感覚値ですが。
性別は男女ほぼ同数という感じです。女性で旅する人は意外と多くて、場所によっては女性の方が多いこともあります。
自分で準備・行動しよう
ゲストハウスでは、ホテルみたいに一方的にサービスを受けることはありません。アメニティが全て揃っているなんてことは思わない方が健康的です。
バスタオルや歯ブラシは自分で持っていかないと、現地で購入することになるので、節約したい場合は自分で準備しておきましょう。
食事は用意されませんが、キッチンが自由に使えるゲストハウスも多いので、自炊することができます。洗濯機も使えるところがあるので、長旅になる場合は自分でしっかり計画して自分で管理するようにしましょう。
ホテルや旅館の場合、たいていのことはやってもらえますが、ゲストハウスに宿泊した場合は全部自分でするつもりでいた方がいいです。
私は何でもサービスを受けてしまうと、かえって思考停止につながると思うので、一種のサバイバル感があるゲストハウスでの宿泊は面白いと思います。
自分の生きていく力を高めるのにもゲストハウスは最適です。
体験してみよう!
ここまで紹介したのは、あくまで「私」の意見です。人によって感じ方はそれぞれ変わります。
ゲストハウスはこうあるべき、というものでもないと思うので、自分の五感で感じてみるのが一番おすすめです。
このページやサイトをきっかけに、ゲストハウスに泊まる人が1人でも増えて、楽しさを知ってもらえればとても嬉しいです。
私がゲストハウスに泊まった時の体験をブログ記事にまとめていますので、具体的にどんな感じなのかを理解したい方は、以下のページも合わせてどうぞ。
参考:日本国内のゲストハウスに泊まった感想の一覧
印象に残っているゲストハウスの体験記がこちら。
- 倉敷のゲストハウス「有鄰庵(ゆうりんあん)」宿泊体験記
- 南知多ゲストハウスほどほどに泊まって、ゆっくりとした時間の流れを満喫
- 箱根の日常を感じよう。ゲストハウス「箱根ねんねこや」は自分の家のような温かみがある場所
- 道後温泉近くの「ゲストハウスじょじょに」で1泊した感想
何度も言いますが、必ずコミュニケーションしないといけない訳ではないので、ご安心を!
参考:ゲストハウスに宿泊したらコミュニケーションする必要がありますか?
ゲストハウスについて詳しく書かれた本もあります。
参考:ゲストハウスって何?詳しく知りたいという方は「ゲストハウス紹介本」がおすすめ!